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公開トーク:かたちを見る、書く、つくる

庭師であり美学者の山内朋樹さんによる『庭のかたちが生まれるとき――庭園の詩学と庭師の知恵』(フィルムアート社)刊行記念のトークイベントを開催します。

庭が造られていく過程を丹念に追い、とりわけ造形的な観点から分析する本書は、庭の見方を一新させるのみならず、絵画やダンスをはじめとして、芸術作品について考えることにも通じる一冊となっています。本トークでは庭についてのみならず、芸術作品を見ること、さらには書くことや制作することまで含め、「かたち」をめぐって広く議論を行います。

山内朋樹『庭のかたちが生まれるとき』刊行記念トークイベント
かたちを見る、書く、つくる
千葉雅也山内朋樹池田剛介

2023年10月7日(土)14:00-16:00(開場13:30)
MEDIA SHOP(三条河原町、京都)

会場参加:1500円(定員:40名)
※リンク先から入場券をご購入いただき、ご予約完了となります。
※トーク終了後にサイン会を行います。MEDIA SHOPにて『庭のかたちが生まれるとき』をご購入の方は、当日の受付にて入場料より500円をご返金します。 

オンライン配信:1000円(定員:50名) 
※配信チケット購入の方は、配信から一週間アーカイブをご覧いただけます。
※jodofukugoh@gmail.comより10/6 18:00ごろ、10/7 12:00ごろに配信URLをお送りします。携帯アドレスの方はドメイン指定受信などの設定にご注意ください。

オンライン配信+『Jodo Journal 3』セット:2200円

主催:浄土複合
協力:MEDIA SHOP

イベントに関するお問い合わせはこちら


登壇者プロフィール

千葉雅也|ちば・まさや
1978年栃木県生まれ。哲学者、作家。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。主な著書に『動きすぎてはいけない——ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』(河出書房新社、 2013年)、『勉強の哲学』(文藝春秋、2017年)、『デッドライン』(新潮社、2019年)、『現代思想入門』(講談社現代新書、2022年)、『エレクトリック』(新潮社、2023年)など。

 

山内朋樹|やまうち・ともき
1978年兵庫県生まれ。京都教育大学教員、庭師。専門は美学。在学中に庭師のアルバイトをはじめ研究の傍ら独立。庭のかたちの論理を物体の配置や作庭プロセスの分析から明らかにするフィールドワークをおこなっている。著書に『庭のかたちが生まれるとき』(フィルムアート社、2023年)、『ライティングの哲学』(共著、星海社、2021年)、訳書にジル・クレマン『動いている庭』(みすず書房、2015年)がある。

 

池田剛介|いけだ・こうすけ
1980年福岡県生まれ。近代芸術の再検討を主軸にメディウムを横断しながら制作を行う。2019年より京都にてアートスペース「浄土複合」をディレクション。主な展覧会に「『新しい成長』の提起」(東京藝術大学大学美術館、東京、2021年)、「あいちトリエンナーレ2013」(愛知、2013年)など。著書に『失われたモノを求めて』(夕書房、2019年)。フィルムアート社のウェブマガジン「かみのたね」にて、20世紀芸術の具体的な分析を行う「絵画を辿る」を連載中。