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書物創作工房|講師:間奈美子

インディペンデント・プレスの書物や手製本作品を制作してきた講師とともに、自由なかたちの本を制作していきます。コンテンツは、前半で展開する「詩的遊戯創作」の作品を想定。さまざまな形態の本の紹介や編集・組版の基本レクチャーを行いながら、編集からデザイン・製本まで、それぞれの制作をサポートします。内容にふさわしい、オブジェクトとしても魅力のある本の制作を目指します。

書物創作工房

講師:間奈美子(空中線書局)

2024年4月-9月

日曜日  19:00-21:00

浄土複合スクール(map)

協力:「hand saw press Kyoto」小田晶房

受講料:60,000円 お申し込みはこちら

*受講に関する注意事項
・書物の内容については、前半「詩的遊戯創作」の作品を想定しますが、別のコンテンツ(詩、小説、評論など)で制作を希望の場合は、およその原稿をご準備ください。
・wordやInDesignなど、組版が可能なPC環境をご用意ください。
・製本は、手製本、注文製本、いずれでも構いません。
・2024年9月に開催の「文学フリマ大阪」への出品を予定し、5部以上の制作を目指します。
・文学フリマの翌日より、午睡書架にて「書物創作工房2024」展を9月末まで予定します。
・材料費は各自ご負担となります。また各自の講座外での作業が必要となります。
・対面での受講を基本とし、出席できない回は、後ほど録画を共有いたします。

[進行予定]

ー詩的遊戯創作ー

4/21  ツァラ「帽子の中の言葉」

5/5  シュルレアリスト「優美な屍骸」他

5/19  アナグラム・回文

6/2  ウリポ「S+7法」他

6/16  レリスの「語彙集」類音遊戯

*本文原稿作成を含みます

ー書物創作ー

6/30  手製本作品閲覧/書容プラン

7/14  本文構成/編集・組版の基本

7/28  本文原稿作成/用紙選定

8/4  本文組版/書容デザイン

8/18  本文組版/書容デザイン

8/25  ジャケット・本文プリント

9/1   製本仕上げ

*後半の講座内で、同エリアのリソグラフ印刷スタジオ「hand saw press Kyoto」を見学予定です。

開講日:4/21、5/5、5/19、6/2、6/16、6/30、7/14、7/28、8/4、8/18、8/25、9/1|日曜日  19:00-21:00

定員:8名(最少開講4名)

受講料:60,000円

お申し込みはこちら

 

講座風景

 

 

受講者の制作物

 

 

文学フリマへの参加

 

 

2023年度 午睡書架での展示

 

講師プロフィール

間奈美子|はざま・なみこ

言語美術、編集デザイン。未生響 Hibixi Mio 名義で詩的テクスト+造本による作品を発刊するインディペンデント・プレス「空中線書局」1994年開設。刊本、展覧会多数。創作とともに、美術的メソッドとしての言語遊戯を探求。著書に『詩的遊戯術』(書肆啓祐堂、2004年)。現連載に「詩的なるもの——20世紀美術家たちの言葉」(「アンパサンド」灯光舎)、「パラセンス・パラノイア——〈異-意味〉の逸楽」(「シエステ」午睡書架)。また、書籍編集から造本までを請負う「アトリエ空中線」1999年設立、コンテンツにふさわしい書容設計、エディトリアル・デザインの志を継続。2015-22年京都芸術大学講師。

 

 

講師による制作物

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