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公開トーク「事物と制作——アーレントを通じて考える」

公開トーク

百木漠×池田剛介「事物と制作——アーレントを通じて考える」

2026年3月29日(日)13:00-14:30(開場12:30)

会場:浄土複合スクール(map)

参加費:1000円(特製冊子+シール付き)

定員15名

お申し込み

 

概要

浄土複合では動画シリーズ「コレクションの紐をとく」の公開にあたり、トークイベントを開催します。

美術館・博物館の収益化や、その収蔵物の扱いが問題となる今、いかにミュージアムやそのコレクションの意義を再考すること可能でしょうか。人を呼び寄せる展示会場としての役割が求められる一方、ミュージアムは収蔵品を持続的に保存していく場でもあります。「コレクションの紐をとく」は、こうした収蔵物それ自体に光を当てようとするプロジェクトです。

ハンナ・アーレントは『人間の条件』において、活動や労働と区別しながら、耐久性のある事物を形づくる営為として「仕事=制作」を位置づけています。このような議論とミュージアムによる事物の収集・保存という役割は、いかなる接点をもちうるでしょうか。こうした問いを念頭に、アーレント研究者の百木漠さんをお招きして、本ブロジェクトについて、またアーレントの「仕事=制作」のアクチュアリティについて考えます。ぜひご参加ください。

*百木さんはアメリカ・シカゴよりオンライン参加となります。
*トークのオンライン配信は行いません。

ご来場の方には、特製冊子とシールを進呈します!

動画リンク→https://linktr.ee/himowotoku

百木漠|ももき・ばく
1982 年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。関西大学法学部准教授。専門は政治思想史。著書に『アーレントのマルクス――労働と全体主義』(人文書院)、『嘘と政治――ポスト真実とアーレントの思想』(青土社)、『漂泊のアーレント、戦場のヨナス――ふたりの二〇世紀 ふたつの旅路』(慶應義塾大学出版会、戸谷洋志との共著)など。訳書に、ケン・クリムスティーン『ハンナ・アーレント、三つの逃亡』(みすず書房)、キャスリン・T・ガインズ『アーレントと黒人問題』(人文書院、共訳)。

池田剛介|いけだ・こうすけ

美術作家、作品分析。1980年福岡県生まれ。東京藝術大学美術研究科修士課程修了。メディウムを横断しながら制作を展開し、並行して批評誌などでの執筆を行う。著書に『失われたモノを求めて 不確かさの時代と芸術』(夕書房、2019年)。フィルムアート社のウェブマガジンにて「絵画を辿る」連載中(2023年〜)。2019年より京都にてアートスペース「浄土複合」をディレクション。京都教育大学非常勤講師。