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『Jodo Journal』vol.2 刊行!

浄土複合ライティング・スクール第二期(2020年度)の集大成として『Jodo Journal』vol.2を刊行します。

  • 『Jodo Journal』vol.2 [特集:創ることのいまとここ]

    これまでの生活もままならない非常事態の中で、芸術文化はいかに存在し、生き抜くことができるのだろうか。パンデミックとローカリティを切り口に、芸術文化の多様な担い手に注目した特集「創ることのいまここ、ポストトゥルースを起点に現代社会や芸術について考える巻頭対談「ポストトゥルースと「創造」の現在」(大橋完太郎×千葉雅也)、多彩なゲストによるレクチャーシリーズ「書く×編む×作る」(千葉雅也、福永信、佐々木敦、小田原のどか)。これに加えてロングインタビューやエッセイ、クロスレビューや論考を通じて、創造することの現在地点を多角的に描き出す。パンデミックのただ中で創作の現状を捉え直すことは、コロナ以後の芸術文化を模索するためのヒントとなるはずだ。

    発行:浄土複合
    判型:A5判
    単行本:144ページ
    刊行:2021年2月28日
    価格:1000円(+税)
    ISBN:978-4-9911963-0-0

    [巻頭対談]
    ポストトゥルースと「創造」の現在——フィクション、資本主義、ポストモダン
    大橋完太郎×千葉雅也

    [レクチャーシリーズ]
    書く×編む×作る
    千葉雅也|それぞれの「書けてしまいかた」を発明する
    福永信|あらゆる場所に読者を作る
    佐々木敦|「色々あって、もう一つ」を実現するために
    小田原のどか|彫刻・ジェンダー・乗り心地

    [特集]
    創ることのいまここ
    PART 1 パンデミック——非常事態の中で
    ・パンデミック下のクラブカルチャー Kotsu/ミタ/SEKITOVA 聞き手・文=足利大輔
    ・コロナ禍のアンサンブル 音遊びの会 聞き手・文=羽渕徹
    ・記憶のダイアローグ サトウアヤコ 聞き手・文=ギサブキリコ
    PART 2 ローカリティ——創る/生きることの足元
    ・インディペンデントな批評誌を作る 渋革まろん/依田那美紀 聞き手・文=八坂百恵
    ・記憶をかたどる ベ・サンスン 聞き手・文=尾角朋子
    ・複合的な人々 太田泉/長谷川実央/小西雄次郎/片山逹貴/勝間田菜穂/岡本昌也/黒木結 聞き手・文=中谷利明
    ・みんなで、ちょっとひとやすみ 足利大輔/日岡美穂/山田真也 聞き手・文=廣橋美侑

    [ロングインタビュー]
    中尾拓哉 生活と制作をめぐる評論 聞き手・文=海老塚伸之
    篠原雅武 再物質化する環境 聞き手・文=山田真也

    [エッセイ]
    月と銀閣寺を愛でる 文=日岡美穂
    アートを買う 文=淺井忠博

    [クロスレビュー]
    パンデミック下で作品を捉えなおす
    「杉本博司 瑠璃の浄土」展
    「京芸 transmit program 2020」展
    「生誕140周年 熊谷守一展 わたしはわたし」
    「ニューミューテーション#3」展

    [論考]
    池田剛介 パンデミック下で考える、分割と均衡のオルタナティヴ