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ポストトゥルースと批評の現在 :リー・マッキンタイア『ポストトゥルース』をきっかけに
大橋完太郎×千葉雅也

浄土複合スクールにて以下の公開対談を開催します。

  • ポストトゥルースと批評の現在 :リー・マッキンタイア『ポストトゥルース』をきっかけに
    大橋完太郎×千葉雅也

    日 時:2020年12月26日(土)19:00-21:00 (受付は18:30)
    参加費:一般 2000円、学生 1000円
    定 員:25名(要予約)
    会 場:浄土複合スクール

    予約方法:件名を「ポストトゥルース」とし、お名前、人数(2名まで)、ご連絡先の電話番号を明記の上、メールにてお申し込みください。
    jodofukugoh@gmail.com
    満席につき、ご予約を締め切りました。

    ※ご来場時にはマスクの着用をお願いいたします。体調のすぐれない方、軽い風邪症状のある方は、ご来場をお控えください。
    ※オンラインでのライブ配信は予定していません。

    概要
    フェイクニュースの台頭や陰謀論の隆盛など真実の価値が失墜する中、人々の情動を巻き込んだ言葉が増幅され、対話の糸口も見えない分断が深まっていく。2020年アメリカ合衆国での大統領選は、私たちにポストトゥルースと呼ばれる状況を改めて突きつけることになりました。
    また、こうした状況の一つの起源として、物事の解釈可能性を言祝いだポストモダン思想が取り上げられます。かつて価値の多元化を推し進めた思想が、排外主義的な言辞の根拠となる、この反転をどのように考えるべきでしょうか。
    いま思考すること、そして書くことはいかに可能か──リー・マッキンタイア『ポストトゥルース』(人文書院)の監訳者である大橋完太郎、近年は小説の執筆も手がける哲学者の千葉雅也による徹底討議。

    講師プロフィール
    大橋完太郎|おおはし・かんたろう
    1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、神戸大学大学院人文学研究科准教授。専門はフランス思想、近現代芸術理論および表象文化論。著書に『ディドロの唯物論』(法政大学出版局)。訳書にリー・マッキンタイア『ポストトゥルース』(人文書院)、カンタン・メイヤスー『有限性の後で』(人文書院)など。

    千葉雅也|ちば・まさや
    1978年栃木県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程修了。博士(学術)。哲学/表象文化論を専攻。フランス現代思想の研究と、美術・文学・ファッションなどの批評を連関させて行う。現在、立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授。著書に『動きすぎてはいけない ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』(河出書房新社)、『勉強の哲学 来たるべきバカのために』(文藝春秋)など。